経済産業省と総務省は、4月19日、「AI事業者ガイドライン（第1.0版）」を公開した。
これは、既存のAI（Artificial Intelligence、人工知能）に関わるガイドライン「AI開発ガイドライン」（2017年、総務省）、「AI利活用ガイドライン」（2019年、総務省）、「AI原則実践のためのガバナンスガイドラインVer1.1」（2022年、経済産業省）を統合・アップデートしたもの。
本ガイドラインでは、AIの事業活動を担う主体として、対象者を「AI開発者」「AI提供者」「AI 利用者」に大別。
第1部では主に「用語の定義」、第2部ではAI の活用により目指すべき社会およびそれを実現するための「基本理念」（why）、原則および各主体に共通する指針（what）などを記載。第3部から第5部では、AI を活用した事業活動を担う3つの主体に関して、第2部では触れられなかった主体ごとの留意点を記載している。
経済産業省と総務省は、生成AIの普及を始めとする近年の技術の急激な変化などに対応するために、本ガイドラインをとりまとめたという。
［ニュースソース］
「AI事業者ガイドライン（第1.0版）」を取りまとめました － 経済産業省 2024/04/19 (accessed 2024-04-22)
［小欄関連記事］
2024年03月04日 IPA、AIの安全性の評価手法の検討などを行う機関「AIセーフティ・インスティテュート」を設立したと発表
2023年09月14日 総務省、「広島AIプロセス閣僚級会合」の開催結果を公表
2023年05月18日 内閣府の科学技術・イノベーション推進事務局、G7仙台科学技術大臣会合の概要を公開