2年間にわたる"ORCID-Chile"の活動成果(記事紹介)

2024年04月25日

北米・中南米

ORCIDは、4月23日、"ORCID-Chile Consortium: Accelerating Integrations and Optimizing Communication"と題する記事を公開した。

本記事は、2022年3月に結成され、チリの17の高等教育機関と政府機関ANID(National Research and Development Agency)が参加するコンソーシアム"ORCID-Chile"の活動を紹介したもの。

主な活動成果の1つとして、ORCIDの統合に言及。2023年6月以降、ORCIDを統合したシステムやプラットフォームが12から28に増加したことや、2023年にメンバーの73%がORCIDのAffiliation Manager※を利用したことなどを紹介している。

もう1つの成果として、コミュニケーションに関する活動に言及。2022年にORCIDに関する情報共有、進捗状況の報告、技術的助言を行うための月刊ニュースレターを創刊したこと、チリの学術エコシステムにおいてPID(persistent identifier、永久識別子)が導入されていることを受け、オープンサイエンスに関する会議に継続的に参加していることなどを紹介している。

※ORCIDのコンソーシアム会員専用のツール。開発者の助けやITに関する専門知識を必要とせずに、研究者のORCIDレコードに所属データを追加できる。

[ニュースソース]

ORCID-Chile Consortium: Accelerating Integrations and Optimizing Communication - ORCID 2024/04/23 (accessed 2024-04-24)

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