SCOAP3(Sponsoring Consortium for Open Access Publishing in Particle Physics)は、5月6日、チリ、エストニア、リトアニアがパートナー国として参加したと発表した。
SCOAP3は、同国の参加により、高エネルギー物理学分野のOA(オープンアクセス)推進に向けた世界的な共同行動がさらに強化されると述べている。
SCOAP3のこれまでの成果についても言及。2014年以来、主要ジャーナル11誌に対して財政支援を行い、高エネルギー物理学分野の研究論文の90%以上を完全かつ即時OA出版してきたこと、2021年に開始した"SCOAP3 for Books"により、素粒子物理学分野の100冊以上の図書がOA化されたことなどを示している。
[ニュースソース]
Chile, Estonia and Lithuania Join SCOAP³ Consortium, Expanding Global Reach - SCOAP3 2024/05/06 (accessed 2024-05-09)
[小欄関連記事]
2022年12月13日 SCOAP3、"SCOAP3 for Books"プログラムの下、素粒子物理学関連の書籍を完全OA化するための新しい取り組みを正式に開始すると発表
2022年05月27日 SCOAP3、OA論文数が5万件に達したと発表
2017年05月01日 米国物理学会が2018年よりSCOAP3に参加へ