Microsoft社とLinkedIn社は、5月8日、共同レポート"AI at work is here. Now comes the hard part"を公表した。
本レポートは、31カ国、3万1,000人を対象に行った、職場におけるAI（Artificial Intelligence、人工知能）の現状に関する調査の結果をまとめたもの。
レポートのハイライトとして、従業員の多くが職場でのAIの利用を望む一方で多くの企業にAIを導入するビジョンや計画がないこと、それにより従業員が独自にAIツールの利用を進めていることを示している。
また、従業員にAIツールやトレーニングを提供する企業は優秀な人材を獲得でき、スキルアップを図ったAIの専門家が職場で優位に立てるなど、AIが企業と従業員双方にメリットをもたらすことや、AI を頻繁に利用する従業員の強みとして、ほとんど利用しない従業員と比較して1 日あたり 30 分以上の時間を節約していることなどを示している。
そのほかに、Microsoft 365に搭載されているAIサービス"Copilot for Microsoft 365"で今後数カ月以内に利用可能となる新機能や、LinkedIn社がスキルアップ、キャリアアップ、求職活動のために提供しているAIツールも紹介している。
［ニュースソース］
Microsoft and LinkedIn release the 2024 Work Trend Index on the state of AI at work － Microsoft 2024/05/08 (accessed 2024-05-10)