MIT (Massachusetts Institute of Technology、マサチューセッツ工科大学) Pressは、5月16日、レポート"ImpactD2O 2024"を公開した。
本レポートは、2021年に開始したD2O(Direct to Open)モデルのこれまでの成果をまとめたもの。
主な成果として、これまでに本モデルを通じて資金提供した図書が240冊、図書を出版した著者が339名、図書の総ダウンロード数が48万3,623件であることを示している。
また、人文、社会科学、STEM (Science, Technology, Engineering and Mathematics)分野の図書がそれぞれ12.74%、54.78%、32.48%であることを示している。
そのほか、ダウンロード数が1万件以上の9冊のタイトル名、ダウンロードが多い国のトップ10、6冊の図書が受賞した賞なども示している。
※図書館が共同でOA(オープンアクセス)モノグラフに出資する出版モデル。1つのコレクションの1タイトルを購入する従来の出版モデルではなく、参加費を1度だけ支払い、モノグラフをOA化する。
[ニュースソース]
MIT Press releases Direct to Open (D2O) Impact Report - 2024/05/16 (accessed 2024-05-17)
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