英国政府は、5月17日、AI（Artificial Intelligence、人工知能）の能力とリスクに関する報告書"International Scientific Report on the Safety of Advanced AI"が公開されたと発表した。
本報告書は、30か国以上、UN（United Nations、国際連合）、EU（European Union）の代表者などから構成されるExpert Advisory Panelが監修。同国政府の委託を受け、UNのScientific Advisory BoardのメンバーであるYoshua Bengio氏が本パネルの議長を務めた。
本報告書では、高度なAIがウェルビーイング、繁栄、新たな科学的ブレークスルーの促進に有効であることが認められている一方、現在のAIの能力やAIの進化の可能性など、さまざまなトピックについて、AIの専門家の間で合意が得られていないことが浮き彫りにされている。
2023年11月に同国が主催した"AI Safety Summit 2023"において代表国が合意し、同報告書の作成が開始された。現在は中間報告書の段階で、5月21日と22日に英国と韓国が共催する"AI Seoul Summit 2024"での議論に用いられる。2024年末までに最終版が発表される予定だという。
［ニュースソース］
Safety of advanced AI under the spotlight in first ever independent, international scientific report ― GOV.UK 2024/05/17 (accessed 2024-05-20)
AI Safety Summit 2023 ― GOV.UK (accessed 2024-05-20)
AI Seoul Summit 2024 ― GOV.UK (accessed 2024-05-20)
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