ITHAKA S+Rは、5月21日、Eブック出版に関する調査を行う新たなプロジェクトを発表した。
本プロジェクトはMellon Foundationが支援。米国、英国、欧州における人文・社会科学およびSTEM (Science, Technology, Engineering and Mathematics)分野の学術モノグラフ出版の現状を認識することで、Eブック出版モデルの市場適合性や顧客に対する有効性などを検討する。
著者、読者、図書館が受けているサービス、現在および将来における印刷物の役割、印刷版と電子版を両方出版するハイブリッドモデルのコストやサービスなどについて調査する。
本調査は、ITHAKA S+Rがこれまでに発表した、AI(Artificial Intelligence、人工知能)のDX(digital transformation)に関するインタビュー調査結果"The Second Digital Transformation of Scholarly Publishing"や、印刷収入やOA(オープンアクセス)モノグラフに関する調査結果"Print Revenue and Open Access Monographs"が反映されているという。
2025年春に報告書が発表される予定だという。
[ニュースソース]
Research Study on E-Book Publishing ― ITHAKA S+R 2024/05/21 (accessed 2024-05-27)
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2024年02月15日 ITHAKA S+R、学術出版のDXに関するレポート"The Second Digital Transformation of Scholarly Publishing"を公開