OUP(Oxford University Press、オックスフォード大学出版局)は、5月23日、AI(Artificial Intelligence、人工知能)に関する調査報告書"Researchers and AI Survey Findings"を公開した。
世界の研究者を対象に、研究におけるAIの影響や使用について調査。さまざまな専門分野、キャリア段階の研究者から2,345件の回答を得た。
主な調査結果として、76%がこれまでに何らかのAIツールを使用したことがあること、67%がAIの利用にメリットを感じていることを示している。
一方、AIに対する懸念として、自分の研究データをAI企業が無断で使用しないことを信頼しているのはわずか8%であったこと、50%が将来の学術研究にAIが与える影響を懸念していること、5人に3人が研究におけるAI の使用によって知的財産が損なわれる可能性があると感じていることなどを示している。
その他に、AIに関する意見の世代間による違い、所属機関のAI使用に関するポリシーなどについての調査結果も示している。
[ニュースソース]
How are researchers responding to AI? ― OUP 2024/05/23 (accessed 2024-05-28)
Researchers and AI Survey Findings ― OUP (accessed 2024-05-28)