OASPA(Open Access Scholarly Publishing Association、オープンアクセス学術出版社協会)は、5月29日、OA(オープンアクセス)の公平性向上を目的とした推奨プラクティス"Increasing equity in financial approaches to open access"の草案を公開した。
OASPAは、「完全なOAへの移行とは、誰もがOA出版物を閲覧・出版できるようになることである」「OA化へのあらゆるアプローチにおいて公平性を向上させる余地がある」「研究者に対してより公平性を向上するためには、出版物ごとに支払うAPC(論文掲載料)やBPC(Book Processing Charge、図書出版料)のモデルを発展させる必要がある」などを考慮して本草案を作成したと述べている。
OASPAは、同草案を作成する計画を2024年1月に発表していた。
同草案に対して、コミュニティーからのフィードバックを7月1日まで受け付けるという。
[ニュースソース]
OASPA calls for community feedback on draft recommendations to increase equity in open access ― OASPA 2024/05/29 (accessed 2024-05-30)
OASPA's forthcoming recommendations to increase equity in open access: the story of how we got here, and why ― OASPA 2024/01/18 (accessed 2024-05-30)
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