Jiscは、5月31日、EDS(Equipment Data Service)※に関するレポート"Jisc Equipment Data Service review: Data and systems discovery"を公開した。
本レポートは、EDSのデータ収集を最適にするため、機関やサプライヤーのワークフローシステムなどについて調査したもの。調査はJiscの委託によりResearch Consulting社が行った。
主な調査結果として、研究機器に関するデータの扱いや質が機関によってさまざまであること、システム間の統合が進んでおらず、データの収集と管理のために手作業のプロセスやワークフローを要する例が多く見られることなどを示している。
今後の方向性として、個々の機関が機器の管理のためにEDSで使用できる機能を拡張すること、共同研究を支援するために機器データのコンテキスト化を進めることなどを示している。
短期的な取り組み事項として、EDSの検索機能の改善、学部、学科、施設、目的などのクラスタリングや階層関係の表示の改善などを挙げている。
※Jiscが提供するサービス。ポータル上で英国の大学や研究機関が所有する機器や設備を検索できる。
[ニュースソース]
Review of Jisc equipment data harvesting - report published ― Jisc 2024/05/31 (accessed 2024-06-05)