Elsevier社は、6月10日、ジェンダー平等に関するレポート"Progress Towards Gender Equality in Research & Innovation - 2024 Review"を公開した。
本レポートは、さまざまな分野、国・地域を対象とし、20年以上にわたって研究における包摂性・多様性の状況を調査したもの。
調査結果として、2022年時点で世界の現役研究者のうち女性が占める割合が41%(2021年は28%)であったことを示している。ただし、国・地域によって差があり、ポルトガル、スペイン、イタリア、アルゼンチン、ブラジルでは約50%であった一方、日本では22%であった。
研究コミュニティーに対する推奨事項として、「研究におけるジェンダー平等の拡大に向けた取り組みや行動を加速する」「早期キャリアの女性研究者が中・上級のキャリア段階まで続けることを優先し、年功序列による女性研究者の減少を食い止める」など、5項目を挙げている。
[ニュースソース]
Latest Elsevier Gender Equality Study Reveals 20 Years Of Progress, But Challenges Remain For Women in Research And Innovation - Elsevier 2024/06/10 (accessed 2024-06-12)