Springer Nature 社は、6月13日、インドにおける研究公正に関する調査結果を公表した。
本調査は、同社、NAS(National Academy of Sciences、米国科学アカデミー)、CSIR - NPL(Council of Scientific and Industrial Research - National Physical Laboratory)が共同で実施。研究公正に関する理解や研修の受講などについて調査が行われた。調査は2023年7月から10月に実施され、同国内の研究機関や大学から600件以上の回答を得た。
調査の結果、研究公正で重点を置いていることとして最も多かった回答が、誠実性、倫理的、信頼性、正確性であったことを示している。
また、53%が所属機関で研究公正に関する研修が行われていると回答した一方、それらの研修の受講が義務であると回答したのは3人中2人だけであったことを示している。
その他に、同国における現在の研修は、研究公正の重要性、オーサーシップに関するガイダンス、研究公正の定義、倫理審査による承認など、基礎的な分野に重点を置いていることなどを示している。
[ニュースソース]
Research Integrity training should be mandatory for all postgraduate students say 62% of Indian researchers in first national survey - Springer Nature 2024/06/13 (accessed 2024-06-17)
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