ARL(Association of Research Libraries、米国研究図書館協会)は、6月12日、米国SSA(Social Security Administration、社会保障局)が発表したパブリックアクセス計画"Plan for Increasing Public Access to the Results of Federally Funded Scientific Research (SSA-2023-0039)"に関するRFI(Request For Information、意見招請)への回答を公表した。
同協会は、同計画に示すパブリックアクセスの適用範囲について、障がいがある人に対する規制の例外を規定した米国著作権法に沿った戦略や、出版物、研究データ、その他の公開された成果物に対してCC BY 4.0のような完全な再利用権を付与する規定を含めることを推奨するなどと述べている。
また、同計画に示すデータリポジトリに関する要件について、米国OSTP(Office of Science and Technology Policy、大統領府科学技術政策局)が発表した"Desirable Characteristics of Data Repositories for Federally Funded Research"に示されている要件だけでなく、リポジトリが備えるべき特性や機能を明確にすることが重要であるなどと述べている。
その他に、パブリックアクセスにかかる費用、パブリックアクセスに関するガイダンスやトレーニング、パブリックアクセスの実現の際に機関が直面する課題など、SSAが募集した項目について回答している。
[ニュースソース]
ARL Comments on Social Security Administration's Plan for Increasing Public Access to Results of Federally Funded Research - ARL 2024/06/12 (accessed 2024-06-18)
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