cOAlition Sは、6月18日、英国の4助成機関が協議している"REF(Research Excellence Framework)2029 Open Access Policy"※の草案に対するフィードバックを公表した。
cOAlition Sは、Plan Sの原則や、公的資金による研究成果を自由に利用可能にするという世界的な要求に沿うように本案を修正することを提案している。
具体的には、対象となる研究成果について、エンバーゴを撤廃すること、UKRI(UK Research and Innovation、英国研究・イノベーション機構)のOA(オープンアクセス)ポリシーに沿ったオープンライセンスを使用し機関リポジトリに寄託すること、同案の要件を満たす方法として査読付きプレプリントを容認することなど、5項目を提案している。
※研究評価システム"REF"におけるOAに関する要求事項を概説するもの。
[ニュースソース]
cOAlition S urges the four UK higher education funding bodies to adopt a stronger Open Access policy for the next Research Excellence Framework - Plan S 2024/06/18 (accessed 2024-06-21)
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2024年03月28日 Research Englandなど英国の4助成機関、"REF 2029 Open Access Policy"に関する協議を開始したと発表