BTAA(Big Ten Academic Alliance)は、7月24日、NGLP(Next Generation Library Publishing)※1と学術出版インフラの強化を目的としたパートナーシップを締結すると発表した。
本パートナーシップにより、BTAA参加機関が運用するさまざまなプラットフォームに統一された検索レイヤーを作成するパイロットプロジェクトを開始する。
また、BTAAに参加するPennsylvania State University図書館とIndiana University図書館は、NGLPと協力してMeru※2のディスプレイレイヤーを実装し、BTAA専用のインフラやサービスの強化に取り組む。
その他に、IMLS(Institute of Museum and Library Services、米国博物館・図書館サービス機構)が助成するプロジェクトにより、University of Iowa図書館とNGLPがダイヤモンドOA(オープンアクセス)出版のためのインフラ構築を推進していることなどにも言及している。
※1 Arcadiaからの資金提供により発足した、Educopia、CDL(California Digital Library)、Stratos(Strategies for Open Science)の共同プロジェクト。学術図書館のためのソフトウェア開発、ガバナンス構築、出版ソリューションの試験的導入などを行っている。
※2 複数の投稿・キュレーションシステムのコンテンツを統一された発見・表示プラットフォームに取り込むためのシステム。
[ニュースソース]
Big Ten Academic Alliance + Next Generation Library Publishing Announce the Launch of a Pilot Project - BTAA 2024/07/24 (accessed 2024-07-26)
Introducing Meru - NGLP (accessed 2024-07-26)