Wiley社は、7月29日、"The Latest Insights into Academic Integrity: Instructor & student experiences, attitudes, and the impact of AI 2024 update"を公開した。
これは、北米の大学におけるAI(Artificial Intelligence、人工知能)の使用に関する調査レポート。本調査では、米国とカナダの大学教員850名と学生2,067名から回答を得た。
96%の教員が、少なくとも学生の一部が過去1年間に不正行為をしたと思うと回答し、53%の学生が前年よりも不正行為が増加したと回答。多くの学生と教員が、AIの使用の増加により、今後数年間で不正行為が増加すると考えていることを示している。
また、教員はAIが学生の思考力や作文能力に及ぼす悪影響を懸念している一方、学生も教員も、AIの適切な利用が、アイデアの創出、時間の節約、学習内容の理解に役立つと考えていることを示している。
その他に、AIの使用目的や不正防止に関する調査結果なども示している。
[ニュースソース]
New Wiley survey reveals students far more likely than instructors to use AI in their classes - Wiley 2024/07/29 (accessed 2024-07-30)
The Latest Insights into Academic Integrity: Instructor & student experiences, attitudes, and the impact of AI 2024 update - Wiley 2024/07/26 (accessed 2024-07-30)
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2023年10月03日 Wiley社、大学におけるジェネレーティブAIの使用に関する調査結果を公表