CHORUSは、8月6日、"CHORUS Forum: Linking from Datasets to Content"の開催報告を公開した。
6月27日に開催された本フォーラムでは、研究データセットをコンテンツにリンクさせるための戦略、技術、ベストプラクティスに関する講演が行われた。
最初に同フォーラムのモデレータを務めたAGU（American Geophysical Union、米国地球物理学連合）のShelley Stall氏が、事前アンケート結果を基に、データセットとコンテンツのリンクに関する課題を紹介した。
Biological and Chemical Oceanography Data Management Office, Woods Hole Oceanographic InstitutionのDanie Kinkade氏は、海洋分野のリポジトリにおける情報とデータセットのリンクついて、研究ワークフローなどを示しながら講演した。
NSF（National Science Foundation、米国立科学財団）のMartin Halbert氏は、同財団が検討しているデータセットとコンテンツのリンクに関する課題の複雑さや研究者の負担、AI（Artificial Intelligence、人工知能）主導のコンテンツとデータのリンクの可能性などについて講演した。
DataCiteのMatt Buys氏は、研究を結びつけることが知識の進歩につながるなどと述べた他、過去10年間で研究データの共有が進展し、国や助成機関の政策の後押しによりオープンインフラの構築が進んだことを紹介した。
［ニュースソース］
CHORUS 27 June 2024 Forum Linking from Datasets to Content Summary － CHORUS 2024/08/06 (accessed 2024-08-09)