NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、8月9日、「科学技術指標2024」(調査資料-341)を公表した。
「科学技術指標」は、主要国(日本、米国、ドイツ、フランス、英国、中国、韓国)の科学技術活動状況を、5つのカテゴリー(「研究開発費」「研究開発人材」「高等教育と科学技術人材」「研究開発のアウトプット」「科学技術とイノベーション」)に分類し、約160の指標を用いて表したもの。本指標は、毎年公表されている。
2024年版の結果として、主要な指標における日本の順位は2023年版とおおむね同様であったが、大学の研究開発費は4位から5位に順位を落としたこと、日本の企業部門や大学部門の研究開発費および研究者数の伸びは他の主要国と比べて小さいことを示している。
また、研究開発のアウトプットの状況として、日本の論文数(分数カウント法)は世界第5位、Top10%・Top1%補正論文数はそれぞれ第13 位・第12 位であったこと、中国は全ての論文種別で世界1位であったことを示している。
その他に、高等教育と科学技術人材の状況、科学技術とイノベーションの状況に関する調査結果なども示している。
科学技術指標2024 (html)
※以上、NISTEP (accessed 2024-08-13)
[ニュースソース]
科学技術指標2024[調査資料-341]を公表しました - NISTEP 2024/08/09 (accessed 2024-08-13)
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