LIBER(Association of European Research Libraries、欧州研究図書館協会)は、8月1日、図書館の管理者を対象とした市民科学に関するマスタークラスの概要を公表した。
5月7~8日に開催された本マスタークラスは、LIBERのワーキンググループ"LIBER Citizen Science Working Group"とEuropean Citizen Science Academyが主催。パリのLearning Planet Instituteで行われ、11カ国から22名が参加した。
同マスタークラスは、研究図書館における市民科学の開始および計画の策定、市民科学の支援プロセスおよび背景・理由・利点の理解などを目的とし、参加者のネットワークを増やすこと、内外部のステークホルダーを特定すること、市民科学の統合を促進することをサブ目標にしている。
同マスタークラスでは、参加者の多くが市民科学を始めるためのアイデアを持っているここと、市民科学が組織的かつ個人的な課程にあること、市民科学の推進には、戦略的な課題と日々の運営における課題の両方に取り組むことが有益であることなどが示されたという。
2024年秋に、同マスタークラスの参加者を対象としたフォローアップミーティングが開催される予定だという。
[ニュースソース]
How to Kickstart Citizen Science in your Library? Report from the Masterclass for Library Executives - LIBER 2024/08/01 (accessed 2024-08-22)
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