AAP(Association of American Publishers、米国出版社協会)は、8月22日、2023年の年次報告書を発表した。
本報告書では、2023年における米国の図書出版業界全体の年間収益は推定299億ドルであり、2022年の最終発表数値と比較して0.8%減であったこと、パンデミックが発生する前の2019年と比較して6.1%増であったことを示している。
全収益のうち、印刷版(ペーパーバック、ハードカバー、マスマーケット、特殊製本)が占める割合が55%、デジタル版(デジタルオーディオ、Eブック)が占める割合が16%であり、前年度比はそれぞれ2%減、6.3%増であったことを示している。
その他に、チャネル別ではオンラインリテールによる売り上げが最も高いこと、オンラインリテールによる総売上の54%が印刷版によるものであり、14%がデジタル版によるものであることなどを示している。
[ニュースソース]
AAP StatShot Annual Report: Publishing Revenues Totaled $29.9 Billion for 2023 - AAP 2024/08/22 (accessed 2024-08-26)
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2023年06月06日 AAP、2022年の年次報告書を発表