NISTEPは、8月29日、「米国人工知能会議(AAAI-20)の動向分析に関する調査研究―機関単位の筆頭著者の分析及び共著者との共著関係の分析」(DISCUSSION PAPER No.232)を公表した。
本調査研究では、2023年5月に公表した「人工知能分野及びロボティクス分野の国際会議における国別発表件数の推移などに関する分析」において、AI(Artificial Intelligence、人工知能)分野の国別発表件数で中国が著しく増加したことに着目。その中でも特に、中国の発表の増加が著しいAAAI(Association for the Advancement of Artificial Intelligence、米国人工知能会議)に焦点をあてた分析を行っている。
分析結果として、AAAI-20 の全発表数は 1,589 件であり、そのうち中華圏系の氏名と推定される筆頭著者の発表件数は 904 件であったこと、中華圏系の氏名と推定される筆頭著者の約67%が中国の機関に所属し、約33%が中国以外の機関に所属していることを示している。
一方、AAAI-20 での発表における日系の氏名と推定される筆頭著者については、同じ組織内での共著が多いこと、大学同士、企業同士の共著が多く、大学と企業の共著が少ないこと、海外との共著が少ないことなどを示している。
米国人工知能会議(AAAI-20)の動向分析に関する調査研究―機関単位の筆頭著者の分析及び共著者との共著関係の分析― (html)
※以上、NISTEP (accessed 2024-08-29)
[ニュースソース]
米国人工知能会議(AAAI-20)の動向分析に関する調査研究―機関単位の筆頭著者の分析及び共著者との共著関係の分析―「DISCUSSION PAPER No.232」を公表しました- NISTEP 2024/08/29 (accessed 2024-08-29)