韓国のKESLI、情報プロバイダーとの交渉における条件に関するアンケート結果を公表

2024年09月05日

アジア・オセアニア

韓国のKESLI (Korean E-resource Service for Library)※は、7月31日、情報プロバイダーとの交渉における条件に関するアンケート結果を公表した。

同コンソーシアムは、5月30日~6月24日に、情報プロバイダーとの交渉に向けて、参加機関に対する同アンケートを実施。公共機関(42%)、研究所(33%)、医療機関(10%)、政府(9%)、企業およびその他機関(6%)が本調査に参加したという。

主な結果として、2024年と比べ2025年の電子資源の購入予算が「減少」または「凍結」と回答した機関が82%であったことや、当該機関が価格上昇する電子資源の購読について再検討や縮小を迫られていることなどを示している。

同コンソーシアムは、アンケートに回答した参加機関の多くが予算の縮小または凍結、高為替レートの二重苦に直面しているとし、情報プロバイダーに対して、アンケートの結果を反映した条件を提示するよう求めるとした。

※韓国の学術・研究・産業に関わる機関が学術研究情報を効率的に収集・活用できるよう支援する電子情報共同購入コンソーシアム。OA(オープンアクセス)を推進しており、購読ジャーナルのOA転換に関わる活動を行っている。

[ニュースソース]

2025 KESLI 컨소시엄 조건 제안 관련 對정보공급사 요청사항 -- KESLI 2024/07/31 (accessed 2024-08-30)