NISO(National Information Standards Organization、米国情報標準化機構)は、9月5日、PID(persistent identifier、永久識別子)に関する米国の国家戦略のための標準規格の作成に取り組むワーキンググループを新設したと発表した。
本ワーキンググループでは、ORFG(Open Research Funders Group)※が2024年3月に発表した報告書"Developing a US National PID Strategy"に示されたニーズを基に、PIDやオープンスカラーシップの推進に向けた標準規格の作成に取り組むという。
NISOのAssociate Executive Directorは、OSTP(Office of Science and Technology Policy、大統領府科学技術政策局)の覚書など、米国において連邦政府によるオープンリサーチの動きが推進されており、組織、機関、研究者がPIDを採用しやすくすることが重要になっているなどとコメントしている。
※研究成果のオープンな共有を推進する助成機関のパートナーシップ。
[ニュースソース]
NISO Approves Working Group to Develop a US National PID Strategy ― NISO 2024/09/05 (accessed 2024-09-09)
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2024年05月02日 ORFG PID Strategy WGによるレポート"Developing a US PID National Strategy"の公開およびCHORUSフォーラムにおける議題(記事紹介)