Royal Society（英国王立協会）は、9月9日、グローバルなOA（オープンアクセス）出版支援を目的としたスキーム"Royal Society Open Access Equity"の1年間の成果を公表した。
本スキームは、100を超える低中所得国・地域の研究者が同会の全ジャーナルに無料で論文を出版できるようにするもの。
2023年7月31日の開始以降、20件の論文が同スキームの支援により出版されたことや、著者の所在地が、アフリカ、アジア、欧州、南米の14カ国に及んだことを示している。
分野は、応用数学、ナノテクノロジー、環境化学、コンピューターサイエンス、生態・保全学などさまざまであったが、物理科学が半数以上を占めたことを示唆している。
同スキームの支援により論文を出版した著者へのインタビュー内容も紹介している。
［ニュースソース］
Royal Society Open Access Equity - Year 1 in numbers ― Royal Society 2024/09/09 (accessed 2024-09-11)