米国のACRL、"The State of U.S. Academic Libraries: Findings from the ACRL 2023 Annual Survey"を公開

2024年10月16日

北米・中南米

米国のACRL(Association of College & Research Libraries、大学・研究図書館協会)は、10月3日、"The State of U.S. Academic Libraries: Findings from the ACRL 2023 Annual Survey"を公開した。

同協会は、学術図書館のサービスの質や量を追跡するため、学術図書館の職員、支出、コレクション、流通など主要な指標を用いた調査を毎年実施している。

本レポートは、2023年の調査結果をまとめたもの。本調査には1,414の学術図書館が回答した。

調査結果として、図書館職員のFTE(full-time equivalent、フルタイム当量)の平均と中央値がそれぞれ36.2時間と15.7時間であったこと、福利厚生を除く2023年の総支出の平均と中央値がそれぞれ約400万ドルと110万ドルであったことを示している。

また、図書館の貸し出し資料のうち98.4%をデジタル資料が占めていること、所属機関向け講演会の年間の平均回数と平均出席者数は過去3年間で増加しており、パンデミック時の低水準から回復傾向にあることを示している。

[ニュースソース]

The State of U.S. Academic Libraries: Findings from the ACRL 2023 Annual Survey - ACRL 2024/10/03 (accessed 2024-10-15)

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