cOAlition S、"Galvanising the Open Access Community: A Study on the Impact of Plan S"を公開

2024年10月18日

ヨーロッパ

cOAlition Sは、10月15日、"Galvanising the Open Access Community: A Study on the Impact of Plan S"を公開した。

これは、世界の学術コミュニケーションエコシステムにPlan Sが与えた影響に関する調査報告書。本調査は、公開入札の結果、scidecode science consulting社が受注した。

本報告書では、Plan Sが完全かつ即時のOA(オープンアクセス)を実現するための新たな道を切り開き、OAを政策立案者の課題の上位に位置づけ、出版社と研究機関との交渉を実現させたことなどを強調している。

一方、多くの政策が2021年以降に施行されたばかりであるため、Plan Sの定量的な影響を完全に評価するには時期尚早かもしれないと指摘。5~10年後に再調査することを勧めている。

しかし、Plan Sが最初に発表されて以来、完全かつ即時のOAが進展していることや、cOAlition Sに参加する研究助成機関が大きな役割を果たしていることなどから、2025年以降もcOAlition Sを継続することを推奨している。

[ニュースソース]

cOAlition S announces the release of an independent study on the impact of Plan S - Plan S 2024/10/15 (accessed 2024-10-16)

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2023年10月13日 cOAlition S、世界の学術コミュニケーションエコシステムにPlan Sが与えた影響の調査に関する公開入札の結果を発表