OUP（Oxford University Press、オックスフォード大学出版局）は、10月21日、2024年のOA（オープンアクセス）に関するレビューを公表した。
これは、10月21～27日に開催される"International Open Access Week"に合わせて発表されたもの。
OUPでは、OA出版数が年々増加しており、2024年は3万3000件以上のジャーナル論文と100冊以上の図書がOA出版される見込みであること、論文のOA率が50%以上に達したことを示している。
またOUPは、2024年に10誌を講読ジャーナルからOAジャーナルに移行したことや、世界の学協会と協力して新たなOAジャーナルの創刊を続けていることを示している。
その他に、OUPは、カナダ、アンダルシア、シンガポール、レバノン、メキシコでの新たな契約を含め、世界中の1,200以上の機関を対象とする60以上のRead and Publish契約を締結していることを明示。英国でRead and Publish契約が締結される前の2020年は、人文科学、社会科学、法学分野におけるハイブリッドジャーナルのOA率は14%であったが、2023年には40%に上昇したことを示している。
［ニュースソース］
A year in review: open access at OUP ― OUP 2024/10/21 (accessed 2024-10-24)