OASPA(Open Access Scholarly Publishing Association、オープンアクセス学術出版社協会)は、12月3日、同日公開したOA(オープンアクセス)の公平性向上を目的とした推奨プラクティスの改定版"(In)equity in open access: OASPA's recommended practices on financial and workflow barriers"について、草案からの改定点を公表した。
OASPAは、2024年5月に公開した本プラクティスの草案に対して寄せられたフィードバックを基に改定作業を実施。改定点として、財政面に集中して焦点を当てていたOAの公平性向上のためのアプローチを出版ワークフローなどにも拡大したこと、より簡潔・正確な表現に修正し、あいまいな表現を少なくしたことなどを挙げている。
その他に、OASPAは、草案に示した公平なOAの実践方法やOA出版モデルの分類、実践例を示した補足資料に対するフィードバックの結果なども示している。
[ニュースソース]
Revising OASPA's recommended practices - what we changed, and why ― OASPA 2024/12/03 (accessed 2024-12-10)
(In)equity in open access: OASPA's recommended practices on financial and workflow barriers ― Zenodo 2024/12/03 (accessed 2024-12-10)
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2024年05月31日 OASPA、OAの公平性向上を目的とした推奨プラクティス"Increasing equity in financial approaches to open access"の草案を公開