Springer Nature社、TAの成果に関する分析報告書"Accelerating open access at scale - a look at three transformative agreements"を公表

2024年12月20日

北米・中南米 ヨーロッパ 中東・アフリカ

Springer Nature社は、12月18日、TA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)の成果に関する分析報告書"Accelerating open access at scale - a look at three transformative agreements"を公表した。

本報告書は、同社のTAに関するデータを分析し、同契約がOA(オープンアクセス)に与える影響を示したもの。特に3コンソーシアム(米国のLYRASIS、南アフリカのSANLiC(South African National Library and Information Consortium)、スロベニアのCTK(Slovenian Academic Consortium))との契約に焦点を当てている。

分析結果として、LYRASISではTA発効後6カ月間のOA論文数が533件(TA発効前の12カ月間は140件)、南アフリカではTA初年度のOA率は78%(TA発効前は10%)、スロベニアではTA発効後のOA率が73%(TA開始前は19%)であり、いずれもTA発効前より増加したことなどを示している。

[ニュースソース]

Transformative Agreements show immediate impact on global open access (OA) output ― Springer Nature 2024/12/18 (accessed 2024-12-19)

転換契約が全世界のオープンアクセスによる成果の発表に短期間で影響を与えていることが明らかに ― Springer Nature 2024/12/18 (accessed 2024-12-19)

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