DOAJ(Directory of Open Access Journals)は、1月8日、DOAJが収集するメタデータに関する調査結果のパート1を公表した。
DOAJは、2024年4月に世界のコミュニティーを対象にアンケート調査を実施し、約1,700件の回答を得た。その結果として、DOAJを利用する理由や活用しているサービスやメタデータ項目など、調査で明らかになったことを示している。
調査結果を踏まえ、DOAJは、ジャーナルのOA(オープンアクセス)に関するステートメントや剽窃に関するポリシーなどのリンクをメタデータから削除することを決定。ORCID iDのメタデータへの導入や引用データのオープン化などに関する質問をDOAJの申請書とメタデータから削除することも決定したという。
また、1つの号にOA論文と非OA論文が混在しているジャーナルはこれまでと同様に受け入れないこと、DOAJ Seal※の付与を廃止することなども示している。
※長期保存、PID(persistent identifier、永久識別子)の利用、発見可能性など、7つの基準を満たすジャーナルに対してDOAJが付与する認証。
[ニュースソース]
Results of our community consultation: forthcoming changes to our metadata - Part I ― DOAJ 2025/01/08 (accessed 2025-01-09)
The DOAJ Seal ― DOAJ (accessed 2025-01-09)