NISTEP、「オープンアクセスは誰の研究活動を活性化するのか:OpenAlex による分析」を公表

2025年01月24日

日本

NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、1月22日、「オープンアクセスは誰の研究活動を活性化するのか:OpenAlex による分析」[DISCUSSION PAPER No.236]を公表した。

これは、OpenAlexデータベースに収録されている論文を対象に、OA(オープンアクセス)出版の状況と論文引用の実態について、国・地域の所得水準および研究分野の観点から書誌計量的な分析を行ったもの。

分析結果として、低所得国のOA出版率は約70%、高所得国のOA出版率は約55%であり、OA出版率は国の所得水準と単純な正の相関を示さないことを明らかにしている。

その他に、OA論文の引用パターンに明確な地域差が観察されたことや、学術分野間においても、OA論文出版率およびOA論文引用率に顕著な差異が見られたことなどを示している。

オープンアクセスは誰の研究活動を活性化するのか:OpenAlexによる分析(html

※以上、NISTEP (accessed 2025-01-23)

[ニュースソース]

オープンアクセスは誰の研究活動を活性化するのか:OpenAlex による分析「DISCUSSION PAPER No.236」を公表しました ― NISTEP 2025/01/22 (accessed 2025/01/23)