CHORUSは、1月23日、2024年図書館総合展において科学技術振興機構(JST)と共同で開催したオンラインフォーラム「オープンアクセス化への多様な経路」(2024年11月20日開催)の開催報告を公表した。
開催報告では、日本において、2025年4月から新たに公募を行う競争的研究費によって創出された学術論文およびその根拠データについて、即時オープン化を義務づける方針が導入される予定であることなど、本フォーラム開催の背景が説明されている。
また、本フォーラムにおいて日米の講演者が、図書館や研究管理者が方針に準拠するためのワークフローやサービスの例などを紹介したことが報告されている。
さらに、講演後のパネルディスカッションにおいて、コストの管理、ダイバーシティの確保、コンプライアンスの遵守、研究者への負担軽減など、学術コミュニケーション分野における共通の目標に向けて活動する講演者たちの間で議論が交わされたことなども報告されている。
本フォーラムの講演資料と動画がCHORUSのWebページに公開されている。
[ニュースソース]
Improving Open Access Opportunities in Japan with JST/CHORUS Preparing for the National Open Science Policy from April 2025 ― CHORUS 2025/01/23 (accessed 2025-01-28)
[小欄関連記事]
2024年10月28日 JST、「JST/CHORUSオンラインフォーラム:オープンアクセス化への多様な経路」を2024年図書館総合展にて開催(開催案内)