欧州連合理事会、科学情報を重視

2007年11月27日

ヨーロッパ

欧州連合理事会(The Council of the European Union)は、この度、「デジタル時代における科学情報の閲覧、普及、保存についての理事会の決定事項」を発表した。

この決定は、科学情報の重要性、情報通信技術の進歩、大学・研究機関・図書館・出版社等の果たす役割等々を認識/評価した上で、加盟国に対し、科学情報の(1)閲覧普及に関する国家戦略と体制の強化、(2)閲覧普及方針・実施に関する加盟国間での調整、(3)長期保存の実施等を呼びかける一方、委員会に対し、(1)EU Research Framework プログラムが助成した研究成果のオープンアクセス化の試行、(2)国境を越えた科学情報の閲覧・保存についての試行・インフラの支援、(3)加盟国間での政策調整への貢献等を呼びかけている。

[ニュースソース]
Council Conclusions on scientific information in the digital age:Access, dissemination and preservation