BioMed Centralは、この度、生物医学研究成果に関するオープンアクセス(OA)についての見解“Ethics of open access to biomedical research: Just a special case of ethics of open access to research”を仮発表した。
(以下、仮発表の概要)
不必要にアクセス制限されている公衆衛生研究成果のOA問題は重要であるが、OA義務化はより一般的な要請であり、ピア・レビュー誌で発表する全ての学術研究成果についてもあてはまる。パブリック・アクセス以上に重要なのは、ピアツーピア・アクセスである。研究助成は、研究者がその資金を拠出した国民のために研究を実施・発表し更なる研究につなげるようなされるものであり、ピア・レビュー誌出版業界の収益を生むため(さらには国民に強い講読意欲があるから)ではない。研究者の所属機関や資金提供者は、全ての研究のOAを義務化すべきである。