インドの首相諮問機関である国家知識委員会(National Knowledge Commission、NKC)は、メキシコにオープンアクセス(OA)化の手法を助言した。
同委員会は、インドの公的助成研究成果のデジタル化、OA化の推進を繰り返し具申している。一方、メキシコは、2006年10月、メキシコ宣言で研究成果のOA化を謳っており、メキシコ市は「ラテンアメリカの知識の首都」となることを目指している。
インドに似た経済状況や高人口密度の下、両国共通の教育課題を抱えるメキシコは、OA道半ばのインドの経験・教訓を活かすべく交流を進めている。委員会の提言を受け、メキシコ市では、特定セクター(研究者、教師、学生、企業経営者・社員)向けに特化した5ブロック(医学、技術、法律等)の構築を図る模様。