政府の知的財産戦略本部「知的財産による競争力強化専門調査会」は、去る3月4日、「オープン・イノベーションに対応した知財戦略の在り方について（案）」とする報告書をまとめた。
報告書は、
（1）図書館に存在する学術情報などへのアクセスの改善
（2）特許情報データベースの利用の円滑化
（3）インターネットを利用した教材へのアクセスの改善
（4）研究のための映像・テキスト情報の利用の円滑化
（5）ネット環境の安全性確保などのためのソフトウエア解析の円滑化
（6）先行技術文献などの利用の円滑化
などを挙げている。
技術革新に対応した知財の活用を広げる方向を示したものであり、今後の研究開発現場にオープン・イノベーションの流れを起こそうとするもの。
・知的財産による競争力強化専門調査会（第5回）議事次第
・第5回 知的財産による競争力強化専門調査会 議事録
[ニュースソース]
第103回「オープン・イノベーションの流れをつくる知財戦略」(2008/04/07)-NIKKEI NET Biz Plus