NIMSとMax Planck、デジタルリポジトリの共同研究開始

2008年04月18日

日本 ヨーロッパ

物質材料研究機構(NIMS)は、4月18日、ヨーロッパを中心として先駆的な役割を担ってきたマックスプランクデジタルライブラリ(MPDL)との間で、新しいデジタルライブラリシステム構築についての3年間の共同研究協定を結んだことを発表した。

材料科学分野で、研究者の立場に立ち、研究・学術情報の発信・保存・オープンアクセスという流通サイクルを横断的・網羅的かつ視認性の高い仕組みを構築しようとするもので、この共同研究でNIMSは、
(i)貴重な資料や知識の電子化保存による科学情報資源の構築、
(ii)社会に開いたオープンアクセスの提供、
(iii)同技術の普及による他研究機関との研究・学術情報資源の協同
を目指し、研究者にとってより使いやすく、登録した研究成果が即時にインターネット上で広く閲覧可能(かつ収集可能)となる仕組みをオープンソースで開発、提供する。

また、このシステムは、日本語情報も対応し、電子コンテンツの著作権利管理システムや利用管理システムも含むもので、NIMSとMPDLの間、また一般からの利用が可能となるという。

[ニュースソース]
NIMSとMax Planck Digital Libraryが
デジタルリポジトリシステム開発について研究協力協定を締結