非英語圏の駆け出し研究者、IFは後回し

2008年06月04日

ヨーロッパ

ギリシア・アリストテレ大学(Aristotle University of Thessaloniki)のAthanassios C. Tsikliras 氏が、「高インパクトを追い求める」“Chasing after the high impact”という評論をEthics in Science and Environmental Politics誌に投稿した。

それによると、非英語圏の駆け出し研究者は、国や機関、研究者の業績を評価する手法として普及しているインパクトファクター(IF)について、論文投稿誌を選択する際の長短は必ずしも承知しておらず、先入観のない選択基準として、論文と領域の合うジャーナルであること、原稿を迅速にオンラインで取扱っていること、透明で公平な編集・レビューを行っていることを挙げている。その後に、IFに基づくジャーナルランキングやオープンアクセス誌であることを挙げている。IFランキングシステムは、ジャーナルプロモーションには有効だが問題も多く、改善を要すとしている。

[ニュースソース]
Picking a journal with impact in mind