米英:OAを巡る論議

2008年06月06日

北米・中南米 ヨーロッパ

米国ボストン・カレッジ国際高等教育センター長のPhilip G. Altbach教授は、小論「OAの見えざるコスト」“Hidden cost of open access”の中で、ウェブでの研究成果の普及が華々しいが、品質に係る査読が欠如している旨指摘した。

これに対し、英国サザンプトン大学教授でOA提唱者のStevan Harnad氏は、小論「情報が入手できないことの見えざるコスト」“Hidden Cost of Failing to Access Information”の中で、Altbach教授は、OAやOA mandate(指令)について驚くほど根本的な誤解をしている、OAの対象は査読済み論文最終原稿である、と批判した。

[ニュースソース]
Another prominent misstatement about OA and peer review