フェニックスが運んだ「火星初の図書館」?

2008年06月06日

北米・中南米

5月25日に火星に着陸したNASAの火星探査機フェニックス号は、表土の掘削調査など予定の任務を遂行中だが、同機の着陸によって火星初の図書館計画も成功したことになる……というのはフェニックスに搭載されたDVD「Visions of Mars」のことで、火星に地球から「未来へのメッセージ」を残そうというPlanetary Societyのプロジェクト。
フェニックスによって火星に運ばれたDVDには、世界各国の作家による火星を題材にしたSF文学作品や、火星をテーマにした美術作品が収録されている。A.アシモフ、A.Cクラーク、K.ヴォネガットなど著名作家の著作のほか、日本からは安部公房『使者』、荒巻義雄『柔らかい時計』などがこの図書館の「蔵書」となった。

[ニュースソース]
Phoenix Takes Image of First Library on Mars

[関連サイト]
Visions of Mars 収録作品リスト