Harvard大学のFrançois-Xavier Bagnoud Center for Health and Human Rights が発行するHealth and Human Rights誌の最新号(vol.10, no.1)において、Global Strategies for HIV Prevention代表のGavin Yamey氏による論考“Excluding the poor from accessing biomedical literature:A rights violation that impedes global health”は下記のような問題を提起している。
科学・医学研究は公益のために行われているのに、研究成果は商業出版社が抑えており、論文フルテキストのダウンロードは高額で、貧困層にはそれができない。これは世界の公衆衛生を阻害するものであり、「すべて人は、(中略)科学の進歩とその恩恵にあずかる権利を有する」と謳った世界人権宣言第27条第1項に違反する・・・
[ニュースソース]
A rights-based approach to OA – OPEN ACCESS NEWS 2008/7/2