Natureは、naturenewsの中で、PLoS (Public Library of Science)のビジネスモデルが変化していることを指摘している。
Natureによれば、PLoSは2002年以来の支出が収入を大幅に上回る状態が続き、依然として支出($6.68m)が収入($2.86m)を上回るものの、多額の助成金、寄付金により支出と収入を均衡させている。一方で、近年収入も増加しており、これにはPLoS Oneというオープンアクセスジャーナルが大きく貢献している、とのこと。PLoS Oneは査読の程度が他のジャーナルと比べて軽く、経費が少ない上に多くの論文が掲載されるため収益が多くなっている、としている。
また この記事中では"(PLoS is) relying on bulk, cheap publishing of lower quality papers to subsidize its handful of high-quality flagship journals" 「PLoSは、大量に安価で質の低いジャーナルを発行し、その収益で一握りの質の高い、PLoSを代表するジャーナルの経費を賄っている」と、やや批判的な書き方も。
[ニュースソース]
PLoS stays afloat with bulk publishing - Nature News, 3 July 2008