インターネットのインパクト調査を行っている非営利組織“Pew Internet & American Life Project”は、このたび、米国の家庭でのブロードバンド利用調査結果“Home Broadband Adoption 2008”を発表した。
調査対象は成人2,251名。このうち1,553名がインターネットを利用、1,153名がブロードバンドを利用していた。調査期間は2008年4−5月。
調査結果の概要は次のとおり。
・家庭でのブロードバンド導入率は、前年(同時期)比で17%増。
・ただし、貧困層やアフリカ系アメリカ人の間では、伸び率はフラット。
・高い伸び率を示したのは、老齢者、低中所得者、地方の住民。
・ブロードバンドユーザーの3分の1は、プレミアムサービスで高速接続。
・2008年5月のブロードバンド料請求書は2005年末比で4%減なるも、ダイアルアップ料は増加。
・インターネット非利用者は、オンライン化には興味なく、潜在的ユーザではない。
・ネットユーザーの3分の1は、家庭・職場以外でWiFi(無線LAN)を利用。
・ダイアルアップユーザーは、家庭では高速化に興味なし。
・ブロードバンドアクセス方法の分化(プレミアムサービス、WiFi)につれ、ユーザーの行動様式も分化。
[ニュースソース]
New Pew Internet Survey: Home Broadband 2008 – resource shelf 2008/7/2