オックスフォード大、データ管理の実態と要件を調査

2008年07月30日

ヨーロッパ

オックスフォード大学は、このたび、大学の研究データ管理の実態と要件を調査した報告書“Findings of the Scoping Study Interviews and the Research Data Management Workshop: Scoping Digital Repository Services for Research Data Management”を公表した。

これは、研究者の効果的データ管理に供するため、管理の実態と、基盤や相互運用性等を含む要件を研究者37名から聞き取り調査したもので、補完のために別途開催したデジタルリポジトリーサービスの利用に関するワークショップでの聴取内容も織り込まれている。

主な要件として、次の4項目が挙げられている。
・データの全ライフサイクルにわたる管理に関する実際上の問題に対するアドバイス(管理・共有計画立案支援や、データ作成に最適な様式や安全なデータ保管・共有方法についてのアドバイス、研究データの公開・保存についての指針等を含む)
・大容量のデータを保管・共有でき、アクセス制御が微調整できる、確実で使い易いソリューション
・領域特化サービスでカバーされていない分野の研究データの公開・長期保存ができる持続可能な基盤
・作成中の研究データの管理という学科の課題に対処できる資金援助

[ニュースソース]
Oxford Releases Report on Digital Repository Services for Research Data Management – DigitalKoans, 2008/7/28
Report on Oxford data repository study – OPEN ACCESS NEWS, 2008/7/29