マサチューセッツ大学ウースター校(University of Massachusetts Medical School) のMary Piorun氏とLisa A. Palmer氏は、論文デジタル化に関する報告書“Digitizing Dissertations for an Institutional Repository:A Process and Cost Analysis”を発表した。
同校のLamar Soutter Library新設リポジトリー用に博士論文300件を内部でデジタル化した手順、所要費用、所要時間等について報告したもので、処理費用は1ページ当たり$0.28(Σ$23,562)、処理時間は1タイトル当たり170分(Σ906時間)であった。リポジトリーからのフルテキスト論文ダウンロード数は、17ヶ月間で1万7千回以上であった。
論文デジタル化・リポジトリー収録は、小規模であれば、外部委託するより内部処理する方が費用効率は高いとしている。
[ニュースソース]
Cost-benefit analysis of digitizing dissertations – OPEN ACCESS NEWS, 2008/7/28