独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)は、化学物質の広域大気中濃度分布や暴露人口分布を予測するモデルADMER Ver.2.5を開発し、8月5日からADMERウェブサイトでの無償配布を開始した。
ADMER(Atmospheric Dispersion Model for Exposure and Risk Assessment)は、化学物質の大気中濃度を、排出量と気象条件から計算し、化学物質のリスクを評価するソフトウェアで、2003年から公開されているもの。今回のバージョンアップで、Google EarthTMの衛星写真上での濃度マップ表示、並列計算処理による高速化、気象庁アメダスデータのダウンロード機能の搭載などが改良された。
Google Earthを利用した大気汚染濃度の公開は、米国では昨年から行われているが、日本では初めてであるという。
[ニュースソース]
機能強化した「曝露・リスク評価大気拡散モデル(ADMER:アドマー Ver.2.5)」を公開 - 産総研 プレスリリース, 2008/8/5