米国の国立科学財団(National Science Foundation、NSF)は、7月24日、「ネットワーク社会での学習促進:サイバー学習の機会と課題」“Fostering Learning in the Networked World:The Cyberlearning Opportunity and Challenge”と題する報告書を発表した。
サイバー学習(ネットワークコンピューティング/通信技術を用いた学習支援)を展望したもので、次の5つの提言がなされている。
1.サイバー学習研究者と実行者の学際社会の形成を促進し、活気ある学習分野の確立を支援する。
2.NSFサイバー学習活動に“platform perspective”(ハードウェア・ソフトウェア・サービス共通相互運用案)を導入する。
3.情報通信技術の変革力を重視する。
4.オープンな教育資源を助長する計画・方針を採用する。
5.NSF助成サイバー学習革新を責任をもって継続する。
オープンアクセス(OA)については、
・NSF助成による研究論文は、NIH方針同様、OAを求める強力なNSF方針を立てるのがよい、
・NSF助成により開発した教材は、オープンにし継続性に配慮するNSF方針が重要、
などとしている。
[ニュースソース]
NSF Task Force calls for OA to NSF-funded research, data, and OERs – OPEN ACCESS NEWS, 2008/8/13