ワシントン大学情報学部は、このたび、デジタル時代の学生の情報検索方法に関する調査報告書"Lessons Learned: How College Students Seek Information in the Digital Age"(PDF 42ページ)を公表した。
(Abstract試訳)
2009年春、情報リテラシープロジェクトの一環として、6つのキャンパスで調査を実施し、2,318名からの回答を得た。回答者は、授業用・日常用の如何を問わず、情報検索(research)の初期段階では誰もが同じありきたりの方法を採った。目的の如何に拘わらず、ほぼ全員が検索の初期段階ではお決まりの情報源に頼った。授業関連の情報検索ではcourse readingsとGoogle、日常生活の検索ではGoogleとWikipedia。授業関連では、ほとんどの学生が図書館リソース特に学術データベースを利用したが、図書館員とのやりとりが必要な図書館サービスの利用者はごく少数であった。
調査の結果、学生は情報検索を、デジタル時代の広範なリソースを活用する情報収集力を身につけ、育成、強化する機会としてではなく、rote(機械的、暗記)で身につけた能力として概念化していることが分かった。
[ニュースソース]
New Full Text Report: "Lessons Learned: How College Students Seek Information in the Digital Age" – resourceshelf 2009/12/2