学会・専門協会出版社協会(Association of Learned and Professional Society Publishers、ALPSP)は、このたび、機関のオープンアクセス(OA)助成基金について考察した論文"Paying for open access? Institutional funding streams and OA publication charges" (PDF 14ページ)を公表した。著者はノッティンガム大学の情報化統括責任者Stephen Pinfield氏。
Abstract試訳:
オープンアクセス(OA)方針を導入する研究助成機関が増えている。また、出版社もOA出版のオプションを設けている。研究機関は、OA出版料助成基金の設立など、このような動きへの対応方法を検討しなければならない。本稿では、機関OA助成基金の国際的な背景を考察し、英国機関の最新たデータを提示して英国での現状をとりまとめた。ノッティンガム大学でOA助成基金導入・管理運営のための取り組みも報告し、同基金の初期利用データも示す。ノッティンガムでの実績から学んだ教訓の概要を述べ、機関での数々の取り組み方法を提言する。
[ニュースソース]
Case study of an institutional OA fund – OPEN ACCESS NEWS, 2009/12/4