Digital Curation Centre (DCC)は、このたび、機関リポジトリ(IR)における電子データの保存・キュレーションに関する現状報告書(PDF 65ページ)を公表した。
(Catalogue Entry試訳)
IRはもともと研究論文を即時に広くアクセスしてもらおうとするものであったが、急速に機関のデジタルアウトプットのキュレータとしての役割を担うようになり、キュレーション方針や保存ツールの導入が必要となった。IR専用ソフトの初公表以来10年間に、開発計画・方針の作成からファイル保存メタデータ抽出までのあらゆる作業を支援するさまざまなツールが、ツール接続用モジュール方式と平行して開発された。これらの技術や方法のリポジトリへの取り込みは穏やかなるも、明るい進歩の兆しがある。
[ニュースソース]
Preservation and Curation in Institutional Repositories – DCC, 2010/3